公開年:2022年
監督:井上雄彦
ジャンル:スポーツ/青春/ドラマ/アニメーション
作品概要
『THE FIRST SLAM DUNK』は、井上雄彦による伝説的バスケット漫画『SLAM DUNK』を原作者自身が脚本・監督として再構築した劇場アニメ。原作連載から約26年を経て描かれる本作は、湘北高校バスケットボール部の最後の試合――“インターハイ対山王工業戦”を軸に、新たな視点と圧倒的映像表現で再生させた傑作である。従来のファンはもちろん、初めて『SLAM DUNK』に触れる世代にも深い感動を与える“魂の再起動”作品だ。
あらすじ
舞台は高校バスケの頂点を決めるインターハイ。湘北高校は王者・山王工業に挑む。 物語の中心は、これまで脇役的に描かれてきたポイントガード・宮城リョータ。兄を亡くした過去と向き合いながら、彼は仲間と共に、己のすべてを賭けてコートに立つ。 花道、流川、三井、赤木――それぞれが背負う想いを胸に、5人は奇跡を信じてボールをつなぐ。勝敗を超えた“人生の一戦”が、今ここに描かれる。
作品の魅力
この映画の最大の挑戦は、漫画の伝説的試合を“リョータ視点”で再構成したことだ。 試合の熱狂、兄への想い、母との確執、仲間との信頼――そのすべてが時間軸を越えて交錯し、観る者の心を強く揺さぶる。 井上雄彦監督は、CGと手描きアニメーションを融合させ、まるで“本当にバスケの試合を観ている”ような臨場感を実現。汗、息づかい、シューズの摩擦音に至るまで、すべてがリアルだ。 一方で、過去のフラッシュバックを挟む構成が静と動を絶妙に行き来し、試合の緊張感をドラマとして深化させている。 原作ファンが知る“あの瞬間”が、まったく新しい感情で蘇る――それが本作の真価である。
音楽について
音楽は10-FEETによる主題歌「第ゼロ感」を筆頭に、熱と静寂を往復するエネルギーに満ちている。 感情の波に呼応するように響くリズムとギターサウンドが、試合の緊迫感と登場人物の内面を同時に描き出す。 特に終盤、クライマックスの“スティールの瞬間”に流れる音の間――その“無音”こそが音楽の極致だ。音を削ぎ落とすことで、観客の鼓動そのものを作品に溶け込ませている。 スポーツアニメの常識を超えた、映画的な音の使い方が際立つ。
こんな人におすすめ
- 『SLAM DUNK』を青春の一部として覚えている人
- 努力や挫折、再起を真正面から描く作品が好きな人
- リアルなスポーツ描写と心理ドラマを両立した映画を求めている人
- 家族・友情・夢のすべてを一瞬に賭ける物語に心を震わせたい人
まとめ
『THE FIRST SLAM DUNK』は、単なる“リメイク”でも“ファン向け総集編”でもない。 これは「今、この時代に生きる人」すべてへのメッセージだ。 何かを失っても、あの日の情熱をまだ胸に灯しているなら、人生は何度でも始められる。 バスケという舞台を超えて、生きる力を取り戻す物語として、本作は観る者の心を真っ直ぐに撃ち抜く。 コートの上に立つリョータの姿は、まさに“もう一度走り出す勇気”そのものだ。 終幕の瞬間、誰もが心の中で叫ぶ――「あきらめたら、そこで試合終了だよ」と。
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